ファクタリングの手数料はいくらぐらい?算定基準や計算方法とは?!

ファクタリングを利用する場合で気になるものでは「手数料」が気になるところです。

今のファクタリング会社の数は100社以上あると言われていて、その会社ごとの手数料の割合は様々あります。

今回こちらでは、ファクタリングの手数料の相場や手数料の計算方法、手数料の勘定科目について紹介していきます。

ファクタリングの手数料の相場は?

「ファクタリングの手数料の相場は?」と少し疑問符が付きまといますが、ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、2社間ファクタリングの方が手数料は高くなっています。

それぞれの手数料の相場は以下の通りとなります。

2社間ファクタリングの手数料の相場 3社間ファクタリングの手数料の相場
10%~30% 1%~5%

3社間ファクタリングの手数料が低い理由には、2社間ファクタリングよりもリスク要因が少なくファクタリング会社にとっては安心材料があるからです。

3社間ファクタリングの場合では、売掛金の支払いを債権者(ファクタリング利用者)には支払わずファクタリング会社に支払う事になります。

そのため、ファクタリング会社にとっては確実に受け取れる状況になるため手数料は低くなっています。

逆に確実に支払われるとは言い切れない2社間ファクタリングの手数料が高い訳とは、ファクタリング利用者(ファクタリング会社の顧客)が売掛金の回収後、持ち逃げしてしまったり倒産してしまうなどのリスク要因があるからです。

手数料の算定基準

大枠の手数料の相場は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いが大きいですが、その時のファクタリング会社ごとの細かな相場の決まり方などは以下の様なものが規準となります。

  • 売掛金の金額(事務手数料、登記費用の額など)
  • 売掛金の種類の信用性
  • 売掛金先の信用性
  • ファクタリングの利用回数
  • 利用者の人柄
  • 償還請求権の有無

ファクタリングの手数料を決める時の規準には、売掛金の額とその信用性、利用者と売掛金先の信用性などが基準になります。

その時の場合、信用性が低い方が当然のことですが手数料は高くなり、売掛金の額が大きいほど手数料は段階的に低くなっていきます。

また、償還請求権の有無とは、売掛金が回収出来なくなってしまった場合にファクタリング会社が顧客(ファクタリング利用者)に対して、代わりに支払いの請求を求める権利が有るか無いかという事です。

償還請求権は「ノンリコース」とも言いノンリコースが有る方が手数料は安くなっています。

診療・介護報酬ファクタリングの手数料は安い?

ファクタリングの手数料で安いものには、診療報酬ファクタリングと介護報酬ファクタリングの2つがあり少しこちらの手数料の相場を見てみましょう。

診療・介護報酬ファクタリングとは病院やクリニック、調剤薬局、介護事業サービスなどが国民健康保険団体連合などから受け取れる医療報酬をファクタリング会社に買取ってもらい、早い段階で治療・介護報酬を受け取れるサービスです。

こちらの2つのファクタリングの手数料の相場は以下の通りになっています。

診療報酬ファクタリングの手数料の相場 介護報酬ファクタリングの手数料の相場
0.5%~2.0% 0.5%~3.0%

診療・介護ファクタリングの手数料がこれほど低い訳は、一般企業の売掛金先となる存在が国民健康保険や全国健康保険協会などの公的機関であるためで、倒産のリスクが極めて低くなっているためです。

ファクタリングの手数料を使った計算

ではファクタリングの手数料を使った計算という事で紹介します。

最終的に受け取れる売掛債権の計算方法を単純に考えると売掛金の金額に手数料を引いた分が利用者の受け取れる金額になりますが、単純にそのようになる場合とも限りません。

ファクタリングでは掛目(かけめ)といものがあり、掛目を設定しているファクタリング会社も存在しています。

掛目とは?

掛目とは担保に対して時価よりも低く評価する比率の事です。

銀行融資などの場合では担保掛目というものがあり、融資で発生する担保に対する評価の比率の事になります。

預金などの担保掛目では現金になるので100%となり、不動産担保の掛目では70%~80%ほどになります。

土地など不動産は地価変動があるので預金担保の掛目よりも低くなるという事です。

簡単な例では、1,000万円の不動産担保の場合では1,000万円すべてを融資金にするわけにはいかず、掛目計算での700万円~800万円が限度融資額となります。

ファクタリングでの掛目

そこで、ファクタリングにおいてもこの掛目というものがファクタリング会社によって設定している所もあります。

融資でもないのになぜ掛目があるの?と思われるかもしれませんが、2社間ファクタリングなどでは一時的には貸し出している状態になるので、ファクタリング会社の経営手段や判断などが影響しています。

ファクタリングの掛目の相場では以下の通りになっています。

2社間ファクタリングの掛目の相場 3社間ファクタリングの掛目の相場
70%~80% 80%~95%

こちらも手数料と同様で3社間ファクタリングの方がリスクは低いので、売掛金に対する掛目は大きくなっています。

手数料と掛目の違い

手数料と掛目の違いが分かりづらいですが、手数料はそのまま取られてしまいますが、ファクタリングの掛目の場合では売掛金に対しての受け取れる金額の上限という事になります。

例えば1,000万円の売掛金に対する掛目が80%だったとすると、800万円までしか実際には受け取る事ができません。

残りはどうなるのか?と心配になってしまいますが、ファクタリングの掛目の場合では後から返還される事になります。

その場合は保留金として形を変え、手数料分は保留金から引かれる事が一般的な流れになっています。

ファクタリングの手数料と掛目の計算式の例

手数料と掛目が分かったところで、ファクタリングの一連の計算方法の例を見てみましょう。

売掛金:1,000万円
ファクタリング手数料:5%
掛目:90%

・ファクタリング契約で支払われえる額
1000万円×90%=900万円

・掛目による残りは保留金扱い
100万円

・その後売掛金先から入金
1,000万円→ファクタリング会社に支払い

・保留金から手数料分が引かれ、残りは利用者に返還
保留金100万円-手数料50万円=50万円

・最終的に受け取れる売掛債権
950万円

*掛目があるデメリットは売掛金を全て早期に現金化ができない、といったものになります。

ファクタリングをした時の仕訳の勘定科目とは?

ファクタリングをした時の仕訳の勘定科目について簡単に紹介していきます。

「売掛金」は資産にあたるので借方(左側)に記帳しますが、ファクタリング契約をしたら資産ではなくなるので貸方(右側)の方に移動します。

その時、「売掛金」になり変わる勘定科目は「未収金」(または受取手形)という勘定科目が一般的になります。

また、手数料や掛目により差し引かれた費用などは「売掛債権売却損」という勘定科目となります。

ここでのポイントは、銀行融資などでは「借入金」という勘定科目が発生してしまいますが、ファクタリングは借入ではないので貸借対照表が汚れる事がありません。

その他、「資産のオフバランス化」と呼ばれる資本比率を高めるなどのメリットもファクタリングにはあります。

まとめ

ファクタリングの手数料は出来ればコストを抑えて行きたいものです。

その場合、ファクタリングは複数の会社に申し込みをして見積を出してもらう事もできるので、出来れば3社以上には見積を出した方が良いでしょう。

その他にも思い切って手数料の安い3社間ファクタリングにしてみるなどの手段も有効で、大きく手数料を抑える事ができます。

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