資金ショートする期日が差し迫っているとき、銀行融資を待っていたのでは間に合わない場合があります。

また、ビジネスローンで即日融資が可能な場合もありますが大量の資金をビジネスローンの即日融資で用意することは困難です。

さらに自社の信用力次第では融資が受けられない場合があります。

このような条件を考えた上で、直近の資金ショートに備えるために最も有効な資金調達の1つとしてファクタリングが挙げられます。

本記事ではどうすればスピーディーにファクタリングを利用できるのか、個人事業主でも即日資金調達ができるのかについて説明します。

一般的にファクタリングの資金調達には、どの位の期間が必要になるのか

まずファクタリングを利用する場合、一般的に資金調達までにどの位の期間が必要になるのかについて説明します。

インターネットで調べると即日入金が可能なファクタリング会社もありますが、それをそのまま鵜呑みにしてギリギリまで何もしないというのは非常にリスクが高いです。

ファクタリングを利用するためには売掛金を証明する書類などを用意しなければいけません。

3社間ファクタリングを利用するときは取引先に債権譲渡通知を行い承諾を貰う必要があるので即日で融資を受けることは厳しいかもしれません。

また、即日で審査可能な場合もありますがファクタリング会社がスコアリングシステムを導入していなかったり、取引先が小さい会社で信用情報がよくわからなかったりする場合は審査に時間がかかる可能性があります。

即日で入金されるケースもあるかもしれませんが、早くても申し込みから入金まで3日間、余裕を持って1週間位はかかると考えておいた方が良いでしょう。

また、債権のボリュームや債権の質などによってはファクタリングを断られる場合もあります。

その場合は、別のファクタリング会社に依頼してみましょう。

これらを踏まえると、いくらファクタリングがスピーディーな資金調達だとしても余裕を持って申し込む必要があります。

ファクタリングを断られるケースとは?

売掛金があってファクタリングを申し込めば必ずしもファクタリングできるというわけではありません。

審査の結果ファクタリングを断られるというケースも存在します。

特に注意しなければならないのが、個人事業主がファクタリングを申し込む場合です。

もちろんファクタリングで一番重要なのは債権の質なので、優良な債権であれば個人事業主でもファクタリングを利用することができます。

ただし、そもそも会社として個人事業主の利用を断っていたり、審査の結果利用できないというケースも存在します。

個人事業主がファクタリングサービスを利用しにくいのにはいくつか理由があります。

  • 債権の質が良くない
  • 売掛金の額が少額
  • 継続的に売掛金が発生していない
  • 売掛金の相手先の信用情報が低い
  • 金額に対して入金までの期間が長い

など、これらがファクタリング利用ができない理由です。

更に、個人事業主として信用が低いという場合もあります。

特に2社間ファクタリングの場合は債権の回収を利用者が行いファクタリング会社に納めることになります。

利用者がきちんと債権を回収して納めてくれるという信用に足りる相手なのかをきちんと審査する必要があります。

一般的に信用力という観点で、個人事業主は法人よりも不利な立場になります。

事業規模が小さく、税理士などの第三者が財務状況の正当性をチェックしているわけではありません。

よって、どうしても個人事業主に対するファクタリングは会社にとってリスクが高いわりにリターンが低いと考えられがちです。

また、単純に面談したときの経営者や経理担当者の印象によって審査に落ちている場合も考えられます。

形式上、利用者側がお客様になりますが、売掛債権を購入するか否かはファクタリング会社が判断します。

ファクタリング会社にとっておいしい取引でもないのに、利用者の態度が横柄であったり面談をドタキャンしたりと、経営者や経理担当者の信用に疑いをもたれるような態度が続くとファクタリング会社もわざわざ付き合わなくて構わないという判断になります。

銀行から融資を受けるときと同様に真摯な態度で臨む必要があります。

個人事業主が即日ファクタリングによって資金調達できるか?

以上のことから、個人事業主がファクタリングによって即日資金調達を行える可能性は非常に低いと言わざるを得ません。

まったく出来ないものではありませんが、個人事業主の利用そのものがハードルが高く、即日の資金調達となるとさらに厳しい条件と言えそうです。

仮に個人事業主が即日で資金調達したいという場合は、いくつかの個人事業主利用可能で即日入金可能なファクタリング業者に問合せを行った方が良いでしょう。

ちなみに、初回の即日融資は無理でも、取引実績によって審査がスピーディーになる場合があります。

初回取引はファクタリング会社にとっても、色々な心配事があります。

  • 本当に有効な売掛金なのか?
  • 架空の債権ではないのか?
  • 債権を回収してもきちんと納めてくれるのか?

など色々なリスクが考えられます。

逆に考えると、利用者と定期的に取引実績があって確実に債権を回収できている取引先の場合は審査を簡略化することも可能です。

銀行とは審査の際の基準は異なり赤字であっても債務超過であってもファクタリングは利用できますが、取引実績によって会社との間の信頼関係が生まれるという点では変わりません。

また、支払われる期限は同じでも売掛金ではなく手形として代金を貰うことによって、個人事業主でも即日の資金調達が可能になります。

売掛金の場合は、いざ売掛先の企業が支払いについてゴネれば債権の回収に手間がかかりますが、手形の場合は売掛先の企業が倒産を覚悟しない限り強制的に決済することができます。

また、一般論としてもファクタリングよりも手形割引の方が手数料は少なくて済みます。

個人事業主でいざとなったら債権を現金化するかもしれないという事業者は、取引先に交渉できるのであれば、手形決済を検討しても良いでしょう。

個人事業主が即日資金調達が可能かまとめ

個人事業主がファクタリングによって即日で資金調達を行うというのは残念ながら困難です。

即日で融資が可能と謳いつつも審査には1~2日かかる場合もありますし、個人事業主の信用力が低いため断られる可能性があります。

資金調達をしたい場合は、余裕を持って準備して複数のファクタリング事業者の中から検討した方が良いでしょう。

ただし、銀行融資と同様で、取引実績を重ねれば個人事業主であっても審査のスピードが早くなることがあります。

ファクタリング会社は債権を回収するリスク、利用者に回収した売掛金を使い込まれるリスク、実体のない売掛金を販売されるリスクなど様々なリスクを抱えてファクタリングを行います。

ですので、きちんとファクタリング契約を結んで債権を回収できているという実績が審査の際には重要な要素になります。

ちなみに、ファクタリングよりも手形割引の方が手数料は少ない傾向があります。

債権の回収可能性が高いので金融機関にとっても手形割引の審査基準は低くなります。取引先と交渉して同じ支払期日でも売掛金ではなく手形として貰った方が換金はしやすいです。

いずれにしても地道に会社として財務体質を強化して、ファクタリング会社と取引実績を積み重ねることが必要です。

これは個人事業主に限らずすべての企業についても言えることです。

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