お店で買い物をする時には、お店側と自分との間に売買契約が成立しています。

その時にはお互いの合意が必要で、この場合は意志表示の合致か口頭での契約となります。

ファクタリングにおいても利用者とファクタリング会社での合意が必要でその後に契約となりますが、口頭での契約だけで済ませる訳にはいきません。

ファクタリングに限らず企業間で何かを契約する時は殆どが書面での契約となります。

書面契約にするわけは、第三者への明確化やトラブルの防止又は対策、経理上の必要性などがあります。

ファクタリングでも契約書がありますが、その時の注意点ではどのようなものがあるのでしょうか?

ファクタリング契約書での注意点とは?

ファクタリングの契約を実際に行うときは基本的には対面での契約となります。

その時に契約書の内容をよく確認することは当然ですが、ファクタリングをしている状態なので一刻も早く資金が欲しいと焦る気持ちにもなってしまうものです。

契約書に捺印するまで落ち着いて行うためにも、その時のポイントを一つ一つ見ていきましょう。

1.契約書類の内容にそって話を進める

契約書では支払い条件や細かい条件がたくさん書かれてあるので、それらを一つ一つ確認しながら項目ごとに話が進んでいるのかを注視するようにしましょう。

ファクタリング業者によっては話をすり替えて契約書とは違う内容の事を言っている場合もあるので、契約書を基本として話を進めていくべきです。

2.契約内容通りの金額が記載されてあるか確認する

事前に決められた通りの金額が契約書に記載されてあるか、今一度確認するべきです。

意図的に当初と違う金額で明らかに不利になるようなケースは注意が必要です。

また、手数料などが加味されると、事前に聞いていた金額からかけ離れた金額が提示される可能もあります。

3.手数料の内訳まで細かく見る

ファクタリングの手数料にはファクタリング会社の取り分、債権譲渡登記の事務手数料、印紙代などがありそれらの手数料の内訳までしっかり確認した方が良いでしょう。

特に事務手数料などが適正な金額なのかを確認した方が良くて、余計に多く取られないように注意して下さい。

4.決済日を確認する

実際に入金される決済日を確認する事も大切で、事前に決めた内容とは違う日付になっていないかなどを見ておく必要があります。

ファクタリングは早く資金を調達できることがメリットになるので、入金日が全く違う日付ではファクタリングをした意味がありません。

5.契約書の控えを貰う

契約書を作成する場合では、基本的にお互いに保有できる状態にするため、控えを作る事が定石です。

ただ、ファクタリング会社によっては経費節約を理由に控えを作らない会社も稀にあります。

そのような場合でも、しっかりと自分の会社で保有できる契約書の控えを作成するよう依頼するべきです。

仮にこちらからの依頼を拒否した場合は、そのファクタリング会社を利用しない選択もあります。

6.わからない内容のものは必ず質問する

契約書には難しい言い回しや文言が多く書かれてある場合があります。

分かりずらい言い回しや意味が分からない内容のものは必ず質問をして、曖昧なまま話を先に進ませないようにした方が後のトラブルにもなりません。

契約書などを初めてみると少し戸惑ってしまう場合もありますが、ゆっくり時間を掛けて進めていけばそれ程難しい内容ではありません。

言い回しや文言がやや日常的な言葉ではないので、契約書のテンプレや書式などを事前に確認しておく事をオススメいたします。

ファクタリング契約書の書式

ではそのファクタリング契約書の書式を簡単に紹介していきます。

そもそも契約書の書式などはパターンがあり、ファクタリングの契約書の書式でもテンプレやひな型を使っている場合が多いです。

具体的には第一条項には契約書の定義が書かれてあり、第二条項ではファクタリング契約の対象となる範囲などが書かれてあります。

その後も条項が続いていき項目が多くなるファクタリング契約書では25項目ほどある場合があるので、焦らずゆっくりチェックしていく方が良いでしょう。

主な条項では以下の様なものがあります。

  • 類似契約の協議
  • 売掛債権の譲渡
  • 売掛債権の管理回収と支払い方法
  • 手数料
  • 承諾通知の方法
  • 債権の返還

「承諾通知の方法」の条項には、3社間ファクタリングの場合の売掛金先への債権譲渡通知書の方法が書かれてあります。

「債権の返還」の条項には、債権不履行での保証請求権の有無などが書かれてあります。

ファクタリングでは基本的に保証請求権はなく、利用者に支払いの義務はありません。

ファクタリング契約書に印紙は必要?

ファクタリング契約書では手数料が掛かりその中には印紙代が含まれてきます。

手形割引などでは多段階の処理になるので印紙代が多く掛かってしまいますが、ファクタリングでは1回の処理になるので印紙代を抑える事ができます。

印紙代は売掛金の金額によって変動していきます。

下記にその時の金額の一覧となります。

売掛金額 印紙代
5万円未満 非課税
100万円以下 200円
100万円~200万円以下 400円
200万円~300万円以下 600円
300万円~500万円以下 1,000円
500万円~1千万円以下 2,000円
1千万円~2千万円以下 4,000円
2千万円~3千万円以下 6,000円
3千万円~5千万円以下 10,000円
5千万円~1億円以下 20,000円
1億円~2億円以下 40,000円
2億円~3億円以下 60,000円
3億円~5億円以下 100,000円
5億円~10億円以下 150,000円
10億円以上 200,000円

ファクタリング契約書の注意点まとめ

ファクタリング契約での注意点は“焦らない”の一言です。

資金を一刻も早く手に入れたい気持ちはありますが、契約書を目の前にする時は冷静を心がけるべきです。

特に初めてファクタリング契約をする場合では不慣れな事もあるため、ファクタリング会社のペースになってしまう事もあります。

そのようにならないためにも、ファクタリングの契約内容を熟知した上で一つ一つ確認していく様に契約するようにしましょう。

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